男女を問わず増加する膵臓がん

日本人の病死のうち、がんで死亡する人の割合は非常に高くなっています。
それだけ、現代人にとってがんのリスクは高いということです。
しかし、治療に関する研究も日々進めているので、以前なら治療できなかったがんも、最新の医療技術を駆使することで完治を目指せるケースが増えてきました。
ただ、それでもがんにおかされる可能性というのは、かなり高いと言っても良いでしょう。
がんで死亡するかどうかは別として、がんを発症する確率というのは、非常に高いのです。
そして、そんながんの中でも、特に近年男女を問わずに罹患者が増えているのが、膵臓がんです。
膵臓はホルモンの分泌と膵液の生産に関わっている臓器です。
ホルモンの分泌は人間の体の機能を維持するために非常に重要な役割ですが、中でもインスリンの分泌は、膵臓の代表的な働きだと言えるでしょう。
インスリンは血中のブドウ糖濃度を調節する働きを持っており、このインスリンの分泌量が低下すると糖尿病のリスクが高まります。
また、膵液というのは消化液の一つで、十二指腸まで送られて、そこでその働きします。
膵臓がんになると、こういった機能に障害が出るため、初期症状として食欲がなくなったり、胃腸の調子が悪く感じたりすることがあります。
こういった初期の段階では、疲れなどで胃腸が弱っているときと似たような症状しか自覚できないため、膵臓がんの初期症状は非常にわかりにくいという特徴があります。
体重の減少も初期症状として現れることがありますが、それも「最近少しやせたかな」と何となく感じる程度で、がんを疑うまでには時間がかかってしまいます。
ただ、膵臓がんの場合には、がんが進行すると、腹痛が酷くなったり、黄疸が出たりといった明確な症状が出てきます。
この段階になればただの体調不良とは違うことがはっきりわかると思います。
また、膵臓がんの大きな特徴として、糖尿病を併発する可能性があるという点が挙げられます。
糖尿病は、それだけでも死に至る可能性を持っている病気です。
反対に、糖尿病の症状が悪化したため検査を受けたら、膵臓がんが発覚したというケースもありますので、健康診断を定期的に受けることはもちろんですが、体に異変を感じたら、すぐに医療機関を受診するように心がけておく必要があるでしょう。
最近ではPET検診といったがんに特化した検査も非常に人気が高まっています。
かなり初期の段階でも、きちんと検査を受けることでがんが発見できるようになっていますので、膵臓がんをはじめ多くのがんから身を守るために、定期的に検査を受けるようにしましょう。
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